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保険の加入を検討する時に、一度は「外貨建て保険」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

しかし、仕組みが難しそう、外貨は損するのではないかなどの理由から最初から選択肢の中からそっと遠ざけてしまう方も少なくないでしょう。

実は、外貨建て保険は外貨で運用することによって、インフレ対策になったり、円建ての保険より利率が高かったりなどのメリットがあります。しかしその一方、為替リスクがあります。

こちらの記事では、外貨建て保険の仕組み、円建て保険と比較した時のメリット・デメリット、外貨の種類などについて書いていきますので、これから保険の加入を検討されている方は、ぜひ外貨建て保険について知っておきましょう。

1、外貨建て保険とは?その仕組みについて

外貨建て保険とは名前のとおりに、外貨で保険を持つ商品です。

外貨としてアメリカドル(米ドル)、オーストラリアドル(豪ドル)、ニュージランドドル(NZドル)などを選ぶことができますが、その中でも、基軸通貨であり、世界で最も信用が高い米ドルは一番人気です。

為替の影響を受けますので、通貨として信頼できる外貨を選ぶ必要があります。

商品の仕組み上では、日本円で運用していくのか、外貨で運用するのかの違いになります。

円建ての保険の場合は、支払う保険料や受け取る保険金・給付金も円で設定されます。外貨建ての保険の場合は、保険料は外貨で設定されるものと円で設定されるものがありますが保険金・給付金が基本的には外貨で設定されます。

同じような設計を作る際の例を挙げると、円建て保険の場合「死亡保険金額が1,000万円」という設計ですが、外貨建ての保険の場合には「死亡保険金が10万ドル」ということになります。

為替による影響を受けますので、10万ドルの保険金を円に換算すると、1ドル=100円の場合には1,000万円の保険金になりますが、1ドル=110円の場合には1,100万円の保険金になります。

2、円建て保険と比較した外貨建て保険のメリット・デメリット

外貨建て保険は円建て保険と比較して、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

(1)外貨建て保険のメリット

まずは外貨建て保険のメリットを見てみましょう。

①利回りが高いため貯蓄にも適している

円建て保険と比較すると外貨建て保険の方が高い運用利回りが期待できます。

銀行で普通預金をしていてもお金がなかなか増えていかないのは、円の金利が低いからです。ところが海外ではまだまだ円に比較して、高い金利のつく通貨があります

従って、円で持つのではなく、金利が高くつく通貨を持つことによって貯蓄でお金を増やすことができるのです。

②保険料が比較的に安く抑えることができる

上記したように円建て保険よりも高い利率での運用ができるということは、外貨建て保険は、円建て保険に比べて、(為替が一定ならば)少ない総支払保険料で保障を買う事ができます。

実際には為替の変動によって円換算時の保険料や保険金額は変わります。

③資産形成しながら保障を持てる

「貯金」と考えるとしても、「保険」ですので、万が一の際や、商品によっては三大疾病や障害介護の保障もつく商品もあります。

「お金に困らず元気に長生き」ができれば一番良いかもしれませんが、そうでない状況になった時には「保障」があるのはとても心強いでしょう。

(2)外貨建て保険のデメリット

一方、外貨建て保険のデメリットも見てみましょう。

①為替リスクがある

みなさんが一番気になるのはこの「為替リスク」ではないでしょうか。

ただ「リスク」を取らないと「リターン」を得るのも難しい世の中です。「為替リスク」をしっかりと理解することが大切です。

例えば1ドル=100円で1万ドル購入(支払額100万円)した場合、1ドル=110円の円安(円の価値が下がる)になった場合は110×1万ドル=110万円となりますが、1ドル=90円の円高(円の価値が上がる)になった場合には、90×1万ドル=90万円となります。

受け取るタイミングを注意する必要があると言えます。

②為替手数料がかかる

基本的にはみなさん円で支払いますが、外貨での運用をしているため、円から外貨に交換している事になります。その際、為替手数料がかかってきます。

例えば為替相場が1ドル=100円の場合に、1ドル=100.1円で計算され差額の0.1円が為替手数料です。解約時や保険金受取時にもかかってきますので、複数の外貨建て保険を比較する際には、目に見える「保険金額」や「解約返戻率」だけでなく、商品によって様々な為替手数料も把握しておきましょう。

3、外貨建て保険の種類は?

外貨建て保険にはどんな種類の商品があるのでしょうか。大きく下記3つの商品が挙げられます。

(1)終身保険

終身保険は、解約しない限り被保険者の死亡保障・高度障害保障などが一生涯続きます。

払い込み期間は、終身から10年などの短期の払込の設定ができる商品もあります。一生涯の保障を得ながら資産形成ができる点から、非常に人気の高い保険です。

短期間での払い込み期間を設定することで、学資保険代わりにお子様の教育資金対策や、老後までの期間に起こりうる何かの資金対策として使われるケースも多いです。

(2)養老保険

養老保険とは、被保険者が設定した保険期間内に支払事由に該当した場合には保険金が支払われます。

また、保険期間満了時に生存していた場合には、保険金と同等の満期保険金が支払われます。

養老保険について詳しくは「養老保険の保険料は高い?加入する前におさえておくべきポイントは?」を参照にしてみてください。

(3)個人保険

個人年金保険とは、公的年金などでは不足する部分を自分で用意する年金です。

つまり、基本的には老後資金にターゲットを絞った商品です。2030代の方が加入するとなると、長期での払い込みになりますので、担当者とよく相談の上、保険料を設定しましょう。

(4)外貨建て保険の加入実例

「外貨建て保険」はもちろん「保険」ではありますが、資産形成を目的とした「外貨建ての金融商品」と考えることもできます。しっかりと商品を理解したうえで注意点を押さえて資金を運用すれば、教育資金や老後の貯蓄対策として有効な金融商品です。

銀行預貯金だけでなく、効率よく資金を運用したいと考えている人は、外貨建て保険の加入を検討してみましょう。

実際に子どもの教育資金を作る目的に加入された方の相談実例も書いていますので、ご興味がある方は「【相談実例あり】シングルマザーの保険は?資産形成をするには?」を参照にしてみてください。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

外貨建て保険に対して業界内でも賛否両論で、オススメしないという声もありますが、私は数多く保険商品の中からお客様の状況に合わせて、多くの外貨建て保険を提案しています。

商品のメリット・デメリットをきちんとおさえた上で、投資する目的、ご自身の属性に合わせて選ぶようにしましょう。

外貨建て保険にご興味がある方は、ぜひ一度相談してみてください。