今の日本の銀行はマイナス金利実施により、雀の涙ほどの金利しかつかないうえに、税金まで取られてしまうので、もう銀行にお金なんて預けたくないと思われている方も少なくないでしょう。
一方、東南アジアの国で銀行の金利が高く、お金を預けるだけで金利を得ることができる国はまだまだあります。
私が投資しているカンボジアの不動産ですが、現地カンボジアはドルで所有することができ、銀行に預けることによって、なんと年利5%もつくことができます。例えば、100万円預金すると、1ドル=100円の為替レートで計算した場合は、一年間の利息だけで約5万円得ることができるのです。日本では考えられないほどの高金利と言えるでしょう。
そこで今回は、実際にカンボジア現地の投資不動産を購入し、カンボジアの現地情報を熟知している私が、カンボジア銀行の金融事情、カンボジアにて銀行口座を開設する方法、カンボジアにて貯金するメリットとデメリットなどについて書いていきます。カンボジアの銀行にご興味がある方はぜひ最後までお読みください。
目次
1、わずか5年間で「円」の価値は32%も下落している
【悲しい!】日本円の価値は5年で32%も下落?
円安が進み、円を持っているだけでお金が減っていくのと同じと気づいている方も多いのではないでしょうか。
例えば100万円を持っているAさんがいて、為替レートが100円のときに100万円をドルに変えて10,000ドルを持っているBさんがいるとします。今は1ドル160円になったので、Bさんはその手元にある1万ドルを円に両替したら、160万円が手元に返ってきました。つまり、当時の100万円が今は160万円となって、60万円が増えたわけです。
5年前コロナの2020年の5月はの為替レートは約108円、2021年の5月は109円、2022年の5月は約129円に上がり、1年後2023年の5月は139円になり、今年はなんと160円とどんどん上がっている事がわかります。つまり、この5年間で円の価値は約32%も下落しているのです。
2、カンボジアには「米ドル」と「リエル」2つの通貨が流通している
世界経済の注目を浴びている東南アジア諸国のなかでも、実は最も大きな可能性と魅力を持つのが「カンボジア」だと言われています。
(1)米ドルによる貯金がブームになっていた
カンボジアには法定通貨としてのリエルがありますが、プノンペンなどの都市部や商取引などでは、米ドルも流通していることから、米ドルを主要通貨のような扱いもされていました。
銀行でも米ドル建ての口座が作れますので、一時は1年定期の利率はなんと「7%台」などという高金利の銀行もあったことから、米ドルによる貯金ブームも密かに流行っていました。
その中で、日本の信用金庫的な位置づけの金融機関であるマイクロファイナンスでは、さらに高利率の定期預金も珍しくありません。これはなんと日本よりは数百倍もいいという驚くべき条件です。
(2)カンボジアでは「非居住者」でも口座開設が可能
カンボジアに居住している人間であれば、誰でも自由に銀行口座などを開設できます。中には、銀行によっては非居住者でも口座を開くこともできます。外国為替法により、居住者はカンボジア国内で自由に外貨を保有することが認められていることから、カンボジアの法定通貨であるリエルと同様に米ドルも利用可能です。
米ドルの流通性が非常に高いので、両替所などでリエルを米ドルに交換することも極めて簡単です。その際の交換比率は場所や施設によって異なりますが、過去15年程度は1米ドル=4,000リエル前後の比較的安定した為替レートが続いてきました。
実際に私は「アクレダ銀行」と「ABA銀行」の口座を持っています。
(3)小切手も決済手段として使われている
一方で、カンボジア国内での決済手段として、小切手も広く利用されています。
銀行送金は、アプリなどのインターネットバンキングから可能な銀行もあれば、できない銀行もあるため、時間と手間が必要になってしまうケースが多いことから、小切手の利用も一般的です。口座振替システムがまだ未熟なこともあり、現金以外では電子送金と小切手の利用が多いと言えます。
近年は、都市部を中心にアプリの使用も徐々に普及してきています。食事、移動などは全てアプリで支払いすることができます。
ただし、カンボジア中央銀行は中長期的にはリエル使用を促進していくという方針を持っているようです。納税やカンボジア証券取引所での取引にはリエルが使用されます。
3、カンボジアの銀行の定期金利
続きまして、カンボジアの銀行の定期預金金利を見てみましょう。
銀行、預金期間によって金利が異なりますが、サタパナ銀行は1年定期でも6%という非常に高い金利を打ち出しています。
カンボジアの投資不動産を購入された場合は、家賃収入を米ドルのままで所有することができ、更に現地の銀行に貯金すると5%前後の金利を受け取ることもできるという大きなメリットがあります。
カンボジアの銀行の口座開設サポートもさせて頂いておりますので、不動産投資も含めぜひ一度お問い合わせください。
なお、カンボジアの口座開設の詳細について下記の記事を参照にしてみてください。
4、日本人にオススメしたいのは「アクレダ銀行」と「ABA銀行」
プノンペンには銀行の支店やATMも多く、アプリやネットバックが充実していて、とっても便利です。
とはいえ、現地の銀行に口座開設をするには、言語について不安な方も少なくないでしょう。
(1)アクレダ銀行
アクレダ銀行はカンボジアで最大手の銀行であり、特に金利の高さで知られています。
5年定期での金利が年利6.5%と、長期にわたる資産運用を考えている人にとって非常に魅力的です。
アクレダ銀行は三井住友銀行が筆頭株主であり、オリックスと合計して約30%の株を所有しており、安定した運営基盤があります。カンボジアで唯一カンボジア証券取引所(CSX)に上場している商業銀行です。
また、日本にいながら郵送で口座開設ができるサービスを提供しているため、カンボジアに行くことなく手続きが可能です。
著者本人(アクレダ銀行の通帳)
(2)ABA銀行
【80支店も?】カンボジア国民が殆ど使っておるABA銀行とは?
今ではカンボジア国内どこでも利用できるアプリを提供しているのはABA銀行です。ABA銀行のカナダ国立銀行の子会社である銀行です。アプリ1つで簡単に口座管理ができますので、カンボジアでの銀行口座開設を検討されている方は、ぜひABA銀行も一つの選択肢としてご検討ください。
私もABA銀行の口座を持っており、デビットカードを作って日本の支払いをドルで支払っています。
著者本人のデビットカード
ABA銀行は現地での口座開設しか対応していないので、ご興味がある方は一度お問合せください。
5、タイ、ベトナムなど在住の方も口座開設可能
弊社には、タイ、ベトナム、香港など海外在住の日本の方からも多くお問合せを頂いていますし、実際に口座開設の実績も多くあります。
カンボジアの銀行口座開設には、カンボジア在住である必要がないため、日本以外の国に住んでいても問題なく開設することができます。
定期預金の金利が高いのは一つの理由ですが、海外送金制限がないのも多くの方から選ばれる理由の一つです。
日本にお住まいでなくてもカンボジアでの銀行口座開設することができ、私たちがしっかりサポートいたしますので、ご興味がある方はぜひお問合せください。
6、カンボジアの銀行を利用する時のリスク、注意点
カンボジアの現地銀行のメリットについて書きましたが、最後に、利用する時のリスクを含めた注意点などについて説明します。
リスク、注意点としては下記の3つが挙げられます。
- 為替レートにより、ドル建てによる損失が出る可能性もある
- 預金引き出しや変更など、現地でしか手続きできないことも多くあるので、事前に銀行の日本人スタッフに確認する必要がある
- 日本と異なり、預金補償(経営破綻等)がない
カンボジア銀行での口座開設を検討されている方は、ぜひ一度私たちにお問合せしてみください。無駄足にならないよう、現地のスタッフより最新の情報をお伝えさせて頂きます。
空いてるスケジュールに予約を入れるだけなので、ぜひ今すぐ申し込みしましょう。
上記リスク、注意点もあること事前に理解しておく必要があります。
カンボジアの現地銀行で口座を持つときのリスク、そしてリスクの回避策について知りたい方は、下記記事をぜひご参照ください。
実際に口座開設の説明会も開催していますので、興味があるけど不安がある方はぜひ参加してみてください。
まとめ
今回はカンボジアの現地銀行について書きましたが、ご理解頂けましたでしょうか。
カンボジアは急成長している国ですので、日々変化しております。今は非居住者でも口座開設ができたとしても、いつNGになるか分かりません。
カンボジア銀行での口座開設を検討されている方は、ぜひ一度私たちにお問合せしてみください。無駄足にならないよう、現地のスタッフより最新の情報をお伝えさせて頂きます。
空いてるスケジュールに予約を入れるだけなので、ぜひ今すぐ申し込みしましょう。
株式会社エワルエージェント 代表取締役
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー2級
不動産投資、資産運用のメディアを10年以上運用しています。
自分がカンボジア不動産投資、現地銀行口座開設の経験を基に、みなさんにあまり知られていないカンボジアに投資する魅力や、役に立つ情報をお届けします。
You Tubeチャンネル「不動産投資の女神チャンネル八木チエ」にて不動産投資を始め、資産運用に関する情報発信をしています。ぜひご覧ください。