カンボジアはその美しい遺跡や豊かな文化で知られていますが、旅行者にとって治安状況は気になるポイントです。
特に多くの方には、内戦に対する記憶が深く残っているため、治安の悪い国だと思われている方も少なくないでしょう。
この記事では、カンボジアの治安状況について詳しく解説していきます。実際に私が行った時に注意していたことも合せてご紹介しますので、これからカンボジアに行かれる方、カンボジアの治安に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1、カンボジアの治安概況
カンボジアの治安は、近年改善されているものの、まだ注意が必要です。特に都市部ではスリや詐欺などの軽犯罪が報告されています。以下では、主要都市の治安状況について詳しく説明します。
(1)プノンペン
首都プノンペンでは、観光客をターゲットにしたスリや置き引きが多発しています。特に夜間の移動には注意が必要です。地元の市場や観光名所では、混雑した場所でのバッグの管理に気を付けましょう。
実際に私の知り合いは、トゥクトゥクでスマホの操作をしていたら、信号待ちしている時にバイク乗っていた人に取られたという被害に合いました。
私がプノンペンに行った時は、現地の方に女性一人でトゥクトゥク乗るのは危険なので、できる限りタクシー乗ってくださいとの注意がありました。
カンボジアにはタクシー会社が存在しないので、基本的にはGrapというアプリを使ってトゥクトゥクやタクシーを呼ぶことになります。タクシーはすべて個人タクシーのため、アプリ以外で呼べる方法はないですが、トゥクトゥクは町中に走っていますので、アプリ使わなくても乗ることができます。
アプリを利用する場合は、行き先などすべて履歴残りますが、町中に走っているトゥクトゥクに乗ってしまうと、履歴がないため、万が一違うところに連れて行かれても履歴がないので、助けを呼ぶのも難しいです。また、カンボジアでは基本英語が通じますが、トゥクトゥクの運転手となると通じないことが多いため、言葉が通じないとなると更に危険度が上がりますので、現地言葉ができない方、土地勘がない方は利用をやめといたほうがいいでしょう。
(2)シェムリアップ
アンコールワットで有名なシェムリアップは比較的治安が良いとされていますが、観光客が集まる場所では油断は禁物です。夜間に外出する場合は、信頼できるタクシーサービスを利用することが推奨されます。
私は現地の方にシェムリアップの治安は非常にいいので、女性ひとりのトゥクトゥクでも問題ないとのことでした。
実際に私は夜一人で「パブストリート」という夜市に出かけました。アプリでトゥクトゥクを呼び移動に使いました。特に問題なく、スムーズに移動ができました。ただ、1点注意となると、行き先を間違えることがあります(笑)。私は1回、違うホテルに送られたときがありました。Google地図使えますが、それでもたまに違うところを表示されることがあること、注意しておきましょう。
<パブストリート>
(3)シアヌークビル
シアヌークビルはリゾート地として人気ですが、近年は犯罪率が上昇しているため、特に夜間の外出には注意が必要です。
ビーチエリアでは飲酒によるトラブルも報告されているため、節度ある行動を心掛けましょう。
上記のようにカンボジアにも注意すべきことはありますが、東南アジアのどこの国も同じような治安レベルだと思います。私は一応ブランド品などはすべて外して、小さいバッグにしたり、スマホを片手で操作しないようにしたり、貴重品は手で持たず必ずバッグにいれるなどは注意しました。
各空港の利用方法をまとめていますので、初めて利用される方はぜひ事前に確認しておきましょう。
3、カンボジアでの安全対策
カンボジアでの滞在を安全に過ごすためには、以下の点に注意しましょう。
(1)貴重品の管理
貴重品はホテルのセーフティボックスに保管し、外出時には必要最低限の現金とクレジットカードだけを持ち歩くようにしましょう。
特にスマートフォンやカメラなどの高価な電子機器は目立たないようにしましょう。
特にパスポートを使うことはあまりないので、私はパスポートの持ち歩くはやめてました。
(2)交通手段の選択
タクシーやトゥクトゥクを利用する際は、信頼できる会社を選ぶことが重要です。事前に料金を確認し、不正な請求を避けるために交渉を行いましょう。
Grabなどのライドシェアアプリを利用するのも一つの方法です。
(3)夜間の外出
夜間の外出はできるだけ控え、移動が必要な場合はタクシーを利用するなど、安全な手段を選びましょう。繁華街や人通りの少ない場所は避けるようにしましょう。
(4)現地情報の収集
旅行前に外務省の海外安全ホームページを確認し、最新の治安情報を把握しておくことが大切です。
また、現地に着いてからもホテルスタッフや現地の日本人コミュニティから最新情報を入手するよう心がけましょう。
4、緊急時の対処法
万が一トラブルに巻き込まれた場合は、以下の対処法を参考にしてください。
(1)日本大使館への連絡
緊急時には在カンボジア日本大使館に連絡し、助けを求めることができます。大使館の連絡先は事前にメモしておくと便利です。
ただ、大使館は週末お休みのため、注意する必要があります。
(2)警察への通報
警察への通報は基本的に英語で行う必要があります。通報する際は、落ち着いて状況を詳しく説明しましょう。可能であれば、現地の知人やホテルスタッフに同行してもらうと安心です。
まとめ
カンボジアの治安状況は改善されつつ、みなさんが想像するひど危険な国ではないですが、初めて行かれる方は常に注意を怠らないことが重要でしょう。
基本的な安全対策を講じることで、安心してカンボジアの魅力を満喫するようにしましょう。
株式会社エワルエージェント 代表取締役
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー2級
不動産投資、資産運用のメディアを10年以上運用しています。
自分がカンボジア不動産投資、現地銀行口座開設の経験を基に、みなさんにあまり知られていないカンボジアに投資する魅力や、役に立つ情報をお届けします。
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