カンボジアには大きく3つの空港があります。
空港によって市内への距離、移動方法も異なりますので、事前に自分が利用する空港について把握しておくとスムーズに移動ができます。
そこで今回はカンボジアにあるプノンペン国際空港、シェムリアップ国際空港、シアヌークビル国際空港について、それぞれのアクセス方法、施設・サービス、周辺情報などについて詳しく解説します。これからカンボジアに行かれる方はぜひ参考にしてみてください。
1、プノンペン国際空港(PNH)
まず最初にプノンペン国際空港(PNH)についてご紹介します。
プノンペン国際空港(PNH)は、カンボジアの首都プノンペンに位置する主要な国際空港です。空港コードはPNHで、国内外から多くのフライトが発着しています。歴史ある空港で、カンボジアへの玄関口として重要な役割を果たしています。
(1)プノンペン国際空港から市内へのアクセス方法
プノンペン国際空港から市内へのアクセス方法は大きく3つあります。
①タクシー
1つ目はタクシーです。
カンボジアは年中暑いので、タクシーの移動は最も快適です。また、治安の面でも初めてカンボジアに行かれた方は、タクシーがおすすめです。
空港から市内まで約30分なので、料金は約12〜15ドルが一つの目安です。
カンボジアにはタクシー会社は存在しないので、基本的には日本でいう個人タクシーになります。空港を出るとタクシー乗りませんか?とキャッチみたいな方から声かけられます。空港内に入ってくるタクシーは駐車料金を払っているため、30ドル、40ドルと平気に高めの値段を言ってきますが、12ドルなど自分が納得する値段を強気に交渉すれば、大体はOKしてくれます。
私は初めてプノンペン空港に行った時は、強気に12ドルで交渉成立しました(笑)。タクシーを待ってる間に、キャッチみたいな方にいいホテルですねなど楽しく会話もできました。
さっきも書きましたが、カンボジアにはタクシー会社が存在しないため、町中でタクシーを止めることはできません。なぜならタクシーの看板をつけてる車がないからです。なので、カンボジアの現地移動でタクシーを利用される方は、事前にGrabという東南アジア限定のアプリをダウンロードしてください。アプリから簡単にタクシーを呼ぶことができます。行き先は事前指定のため、料金もすべて決まっています。そのなかからトゥクトゥクか、タクシーか料金を見て決定するだけです。事前に料金が決まっていることから、ぼったくりにあう心配もありません。
プノンペン国際空港からもGrabを利用してタクシーを呼ぶこともできます。空港から出てからまっすぐに進むと、Grabという看板が見えます。歩いて5分のところにGrab専用の待ちスペースがあり、そこでタクシーを待つことができます。他の方もいらっしゃるので、乗る前に車ナンバーも確認するようにしましょう。
また、アプリを利用する前にクレジットカードの登録をしておくと支払いが便利です。クレジットカードの登録で確認ショートメールが届くので、行く前に日本で登録しておくことがおすすめです。もちろん現金での支払いもできますので、ご自身にとって便利な方法を選んでください。
私はカンボジアの現地銀行に口座を持っていて、銀行のアプリでドルでの支払いができます。カンボジア滞在中に数時間あれば銀行口座開設ができますので、高い金利でドルの貯金をしたい方、ドル資産を増やしたい方は、ぜひ問合せしてみてください。
②トゥクトゥク
2つ目の移動手段は現地で人気のトゥクトゥクです。
市内までの所要時間は約45分、料金は約9ドルです。
東南アジアでトゥクトゥクを乗るのは一つの醍醐味とも言えますが、注意が必要です。
一つは利用時期です。乾季の11月〜4月は日本の冬と言われている季節では、昼間大体30度なので、トゥクトゥク利用してもいいですが、雨季となれば、日中の気温40度超えますので、トゥクトゥクだとかなり暑いので、おすすめしません。
もう一つはトラブルです。トゥクトゥクが信号待ちしている間に、カバンを取られた、スマホが奪われたなど、実際に私の知り合いが体験していますので、乗る時はスマホを片手で操作したり、荷物を座席の上に置きっぱなしにするなどは避けてください。
③バス
3つ目の移動手段は公共バスです。
公共バスは市内中心部と空港を結び、料金は約1ドルです。
公共バスは日本のリムジンバスとは大きく異なるので、初めての方にはあまりおすすめしません。
(2)プノンペン国際空港の施設・サービス
続きまして、プノンペン国際空港の施設・サービスを紹介します。
①無料Wi-Fi
空港内に無料Wi-Fiがあります。荷物受け取りするエリアでしか繋がらない気がしますが、一時的な連絡などは取ることができます。
②両替所
入国エリアにも両替所があり、現地通貨リエルへの両替ができます。
カンボジアは米ドルが流通していますので、個人的には現地通貨リエルに両替する必要はありません。
③レンタカー
レンタカーサービスも利用できます。
④SIMカード
カンボジアではSIMカードが非常に安く利用できますので、ポケットWi-Fiなどのレンタルより断然おすすめです。
SIMカードは空港から出てすぐのところに販売してますし、プノンペン市内でも多く販売されています。SIMカードの種類もいくつかあり金額異なりますが、私はいつも2ドルで1週間15GBのSmartのSIMカードを利用しています。
また、プノンペンは施設内に入れば、大体Wi-Fiがありますので、非常に便利です。イオンモール3に行った時は、各店舗に独自のWi-Fiがあるのは驚きました。ちなみに、イオンモール3はASEANで一番大きいイオンモールだそうです。
2、シェムリアップ国際空港(REP)
シェムリアップ国際空港(REP)は、アンコールワット観光の玄関口として知られる新しい空港です。空港コードはREPで、シェムリアップ市内から約50キロメートルの場所に位置しており、2023年に新しく開業しました。
新空港はモダンな設備と広々としたターミナルを備え、増える観光客に対応するために設計されています。
プノンペン国際空港から飛行機で約1時間で行ける距離です。世界遺産のアンコールワットの他に、ゴルフ場もあります。カンボジアでゴルフを楽しみたい方にもおすすめです。
(1)シェムリアップ国際空港から市内へのアクセス方法
シェムリアップ国際空港から市内へのアクセス方法も大きく3つあります。
①タクシー
空港から市内まで約1時間、料金は約25ドルです。
シェムリアップ国際空港は新しく開業され、入場料と駐車料とダブル課金されますので、空港の中に止まっているタクシーを利用すると高くなります。シェムリアップ空港からも同じくGrabを利用することができますので、少し待つことになりますが、Grabの利用がおすすめします。
②トゥクトゥク
一般的な移動手段として利用されていますが、所要時間は約1時間20分、料金は約20ドルです。
私は時間を調べずトゥクトゥクを利用しましたが、暑いのとかなり時間がかかったことから、個人的にはタクシーがおすすめです。
③バス
シェムリアップ国際空港からも公共バスが運行しており、料金は約3ドルです。
現地の方が多く利用されており、ローカルバスを体験したい方はチャレンジしてみてください。
(2)シェムリアップ国際空港の施設・サービス
シェムリアップ国際空港も同様、下記施設とサービスが提供されています。
- 無料Wi-Fi
- 両替所
- レンタカー
実際に私がアンコールワットに行った時に気づいたアンコールワットの楽しみ方、注意点をまとめました。より効率よく楽しみたい方は、下記記事もぜひチェックしてみてください。
3、シアヌークビル国際空港(KOS)
シアヌークビル国際空港(KOS)は、カンボジアの主要なリゾート地であるシアヌークビルに位置する空港です。空港コードはKOSで、美しいビーチへのアクセスが便利です。
プノンペン空港から約1時間、車で約5時間の距離で、カンボジアの方でも年1回訪れる海が非常に綺麗な場所です。
(1)シアヌークビル国際空港から市内へのアクセス方法
シアヌークビル国際空港からも下記3つの移動手段があります。
- タクシー:空港から市内まで約30分、料金は約20ドル
- トゥクトゥク:所要時間は約45分、料金は約15ドル
- バス:市内中心部と空港を結ぶシャトルバスが運行している
(2)シアヌークビル国際空港の施設・サービス
シアヌークビル国際空港も同様、下記施設とサービスが提供されています。
- 無料Wi-Fi
- 両替所
- レンタカー
シアヌークビルは、日本人にあまり知られていないリゾート地のようで、今年のうちに行ってみたいと思っています。
4、カンボジアへの行き方
今日本からカンボジアへの直行便が停止しており、タイ、ベトナム、韓国などからトランジットで行くことができます。
私はいつもタイからトランジットで行くことにしていて、タイからプノンペンには1日8便前後飛んでいますので、LCCだと往復で1万円台から購入することができます。
タイまでのチケットを購入して、そこからLCCでプノンペンのチケットを購入しています。タイでも滞在する予定があるの方はおすすめです。
5、カンボジアの空港利用時の注意点
最後にカンボジアの空港利用時の注意点をまとめました。
(1)ビザ取得について
カンボジアに入国するには、ビザが必要です。
空港についてからアライバルビザを取得することもできますが、英語でのやり取りと時間がかかります。スムーズに入国したい方は、事前にオンラインでE-Visaを申請することがおすすめです。
カンボジアのビザについて下記記事にて詳しく解説していますので、ぜひ事前にチェックしてみてください。
(2)セキュリティチェック
カンボジア国内便を利用する時は、セキュリティチェックを事前に知っておいた方がいいでしょう。
なぜならば、空港によって決まりが異なるからです。私はプノンペン空港からシェムリアップ空港行った時は、ヘアクリーム、ボディクリームなどは普通に手荷物で持っていけましたが、シェムリアップ空港から戻る時はNGになり、預けないと捨てられることになります。
手荷物でダメって言われたら、預けるようにしましょう。
(3)その他の注意点
現地でのインターネット利用、言語の壁、現地の文化に関する注意点について説明します。例えば、アンコールワットに行くときは、キャミソール、ショーパンなどの服装は避けるようにしたほうがいいですが、日中はかなり暑くなるので、現地で売っているような薄い生地の服装がおすすめです。
まとめ
今回はカンボジアの主要空港とその利用方法について紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。
カンボジアの方は本当にいつもニコニコしていますので、かなり居心地の良い国です。
ぜひこちらの記事を参考に、カンボジア旅行を楽しんでください。
株式会社エワルエージェント 代表取締役
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー2級
不動産投資、資産運用のメディアを10年以上運用しています。
自分がカンボジア不動産投資、現地銀行口座開設の経験を基に、みなさんにあまり知られていないカンボジアに投資する魅力や、役に立つ情報をお届けします。
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